助産師だけど 不妊です‼︎

結婚4年目です。バリバリ助産師してたけど、肝心の我が子にはなかなか恵まれず…。他人様のベビーばかり取り上げている場合ではなーい‼︎てことで、只今助産師をお休みして絶賛不妊治療中です‼︎そんな日々の中で体験したことや感じたことを記していこうと思います。

流産して良かったこと

2016.1 末

 

年明け早々 稽留流産で手術を受けました。

ベビさん自然に出てきてくれないかな…

と待ってみたけど

腹痛も出血も全くないまま

手術当日を迎えました。

 

不妊治療もそうだけど

流産を経験してみて初めて

患者さんたちの気持ちに近付けたように思います。

 

もちろん誠心誠意 接してきたつもりだけれど

やっぱり上部だけの言葉でしか無かったな…

と思うわけです。

 

そういう意味では

助産師としては箔がついたかなと(^_^;)

 

 

手術自体は相変わらず麻酔がよく効いて

寝ている間にあっという間に終わりました。

 

だけどそこからが問題でした‼︎

 

麻酔から眼が覚めると

たくさんの看護師さんに囲まれている…

先生までいる…

そして聞こえる心電図の音。

 

「大丈夫ですか⁇キツくないですか⁇」と

心配そうに何度も聞いてくれる看護師さん。

 

わたしはといえば

麻酔から覚めた後のフワフワとした感覚が

むしろ気持ち良かったりもして

心配される心当たりはありません。

 

しばらくして分かりました。

 

不整脈。。。

 

 

わたしはもともと働いている時から

不整脈がありました。

特に夜勤明けなんかは増えていたのですが

人間なんてそんなもんだろうと

タカをくくっておりましてσ(^_^;)

 

ただ先生にはちゃんと伝えていたし

流産手術の前の検査でも問題はなかったんですよ⁈

 

だけど人のカラダって正直なんでしょうね。

流産による精神的ダメージと

手術による身体的ダメージから

心配される程に不整脈が増えてしまったようなのです。

 

そこからは流産の悲しみに浸る暇もない程

あれよあれよと事が進み

手術の後その足で循環器内科に行かされ

精密検査を受けることに。

 

そこで言われた衝撃的な一言。

「このままだと妊娠しても自然分娩は厳しいよ。

妊娠の前に不整脈の治療しないとダメ。

妊娠を望むなら薬は使えないから手術だね。」

 

なんですと∑(゚Д゚)

そりゃ不整脈の自覚はあるけど

わたし全然元気ですけど⁈

 

もう本当にタカをくくるってこのこと‼︎

 

後々 友人からは

看護職なのに何やってんの⁈

とお叱りを受けました(。-_-。)

 

ということで

思いもよらぬカタチで不妊治療を中断し

不整脈の治療を始めることになりました 笑

 

 

実はわたし厄年なんです…しかも本厄。

ちゃんと厄払いしなかったから流産したのかも

なんて思い詰めていましたが

そうじゃなかった‼︎

 

きっと今回の妊娠はベビさんが

「あんた妊娠したいばっかり言ってないで

いい加減不整脈の治療してよね‼︎」

って教えに来てくれたんだと思います。

 

そして

たかだか半年の不妊治療と一回の流産で

萎えて折れかかった気持ちと

それでも治療を休む勇気がない中途半端なわたしに

不妊治療から離れる機会をくれたのだとも思います。

 

そう思うことにしました‼︎

 

流産…

悲しい経験だったけど

妊娠するってことの喜びを知れたし

助産師としては糧になったし

不整脈の治療が必要だと分かったし

ココロを休める機会にもなったし

悪いことだけではなかったなぁと思います。