流産して良かったこと
2016.1 末
年明け早々 稽留流産で手術を受けました。
ベビさん自然に出てきてくれないかな…
と待ってみたけど
腹痛も出血も全くないまま
手術当日を迎えました。
不妊治療もそうだけど
流産を経験してみて初めて
患者さんたちの気持ちに近付けたように思います。
もちろん誠心誠意 接してきたつもりだけれど
やっぱり上部だけの言葉でしか無かったな…
と思うわけです。
そういう意味では
助産師としては箔がついたかなと(^_^;)
手術自体は相変わらず麻酔がよく効いて
寝ている間にあっという間に終わりました。
だけどそこからが問題でした‼︎
麻酔から眼が覚めると
たくさんの看護師さんに囲まれている…
先生までいる…
そして聞こえる心電図の音。
「大丈夫ですか⁇キツくないですか⁇」と
心配そうに何度も聞いてくれる看護師さん。
わたしはといえば
麻酔から覚めた後のフワフワとした感覚が
むしろ気持ち良かったりもして
心配される心当たりはありません。
しばらくして分かりました。
不整脈。。。
わたしはもともと働いている時から
不整脈がありました。
特に夜勤明けなんかは増えていたのですが
人間なんてそんなもんだろうと
タカをくくっておりましてσ(^_^;)
ただ先生にはちゃんと伝えていたし
流産手術の前の検査でも問題はなかったんですよ⁈
だけど人のカラダって正直なんでしょうね。
流産による精神的ダメージと
手術による身体的ダメージから
心配される程に不整脈が増えてしまったようなのです。
そこからは流産の悲しみに浸る暇もない程
あれよあれよと事が進み
手術の後その足で循環器内科に行かされ
精密検査を受けることに。
そこで言われた衝撃的な一言。
「このままだと妊娠しても自然分娩は厳しいよ。
妊娠の前に不整脈の治療しないとダメ。
妊娠を望むなら薬は使えないから手術だね。」
なんですと∑(゚Д゚)
そりゃ不整脈の自覚はあるけど
わたし全然元気ですけど⁈
もう本当にタカをくくるってこのこと‼︎
後々 友人からは
看護職なのに何やってんの⁈
とお叱りを受けました(。-_-。)
ということで
思いもよらぬカタチで不妊治療を中断し
不整脈の治療を始めることになりました 笑
実はわたし厄年なんです…しかも本厄。
ちゃんと厄払いしなかったから流産したのかも
なんて思い詰めていましたが
そうじゃなかった‼︎
きっと今回の妊娠はベビさんが
「あんた妊娠したいばっかり言ってないで
いい加減不整脈の治療してよね‼︎」
って教えに来てくれたんだと思います。
そして
たかだか半年の不妊治療と一回の流産で
萎えて折れかかった気持ちと
それでも治療を休む勇気がない中途半端なわたしに
不妊治療から離れる機会をくれたのだとも思います。
そう思うことにしました‼︎
流産…
悲しい経験だったけど
妊娠するってことの喜びを知れたし
助産師としては糧になったし
不整脈の治療が必要だと分かったし
ココロを休める機会にもなったし
悪いことだけではなかったなぁと思います。