助産師だけど 不妊です‼︎

結婚4年目です。バリバリ助産師してたけど、肝心の我が子にはなかなか恵まれず…。他人様のベビーばかり取り上げている場合ではなーい‼︎てことで、只今助産師をお休みして絶賛不妊治療中です‼︎そんな日々の中で体験したことや感じたことを記していこうと思います。

卵がたくさん取れました♫

2016.8

10ヶ月ぶりの久々の採卵‼︎

 

今回はなんだかお腹が良く張るなー

前もこんな感じだったかなぁ?

時間が経ちすぎて感覚を覚えてないや(^_^;)

 

なーんて思っていたら

卵さんがたくさん育ってくれていました‼︎

 

去年は2回採卵したけど全然育たなくて

質も悪いとか言われて

あんなに苦労したのに

今回はどうしたことやら‼︎

 

体重も減ってなくてデブのままだし

食生活だってあまり改善できてないし

運動も相変わらず続きゃしないし

一体何が良かったのか皆目見当つきませんが

去年とは大違いで嬉しい誤算です 笑

 

結果16個の卵子が採れて

そのうち6個を4細胞期で凍結

4個が桑実胚まで分割してくれて凍結

total10個の卵さんを保存することができました☆

 

まぁ…卵のグレードはそんなに改善してなくて

あまり良くないままなんですが

しばらく採卵しなくていいというだけでも

かなり気持ちは軽くなりました。

 

ところでやっぱりお腹は張っていたようで

卵がよく育ってくれた反面

卵巣が腫れているとのことで

OHSS予防のために今回の胚移植は断念しました。

 

働いてる時にOHSSの患者さんをケアしたことがありますが

本当に本当に辛そうだったのを覚えています。

 

腹水だけでなく肺にも水が溜まり

呼吸が上手く出来ないから24時間酸素吸入をして

真横に寝ることも出来ず

自分ではトイレにもシャワーにも行けず

全ての行動に看護師の手を借りなければならない…

 

だんだん表情も言葉も無くなっていって

ケアしている側も切なくなりました。

 

だから

1日でも早く妊娠したい‼︎時間が惜しい‼︎

という気持ちはありながらも

先生の言う通り胚移植は9月に見送ることに。

 

そんなこんなで今年の夏はあーっと言う間に終わりましたとさ!

2nd period

はてさて

いろいろあって治療をお休みしましたが

今年の6月からまた治療を再開しました。

 

久しぶりの病院…

流産した時の記憶が蘇って

もっと苦しくなるかなーと不安だったけど

思いの外 大丈夫でした。

 

それよりも 病院の待合室にいると

「同じように悩んで苦労して

それでも頑張ってる仲間がこんなにいる」

と勇気が湧いてくるんですよね。

 

もちろん誰とも言葉を交わしたことはないし

みんな知らない人だけど

勝手に仲間意識 笑

ここにいるみんなが早く妊娠したら良いなと

心からそう思います。

 

 

さて治療ですが

先生とダンナ氏と相談の上

またAIHをやってみることに💡

 

というのも

ダンナ氏は4月に精索静脈瘤の手術を受けたのですが

喜ばしいことにたった2ヶ月で効果が見え始め

精液所見が良くなってきたので

精液一回分でAIHが出来ることになったのです!

(まだ不安定ではありますが…)

 

前までは凍結した精液と合わせて使ってたので

私たちとしては劇的な成長‼︎

 

先生もAIHトライしてみる価値はあると言ってくれたので

6月と7月の2回だけ‼︎

と回数を決めてやり始めました。

 

まぁ それ以上やってもお金がかかるばかりだし

最初に回数決めてたほうが

気持ちも楽な気がしたので。

 

結果的に残念ながら2回とも妊娠には至らず

あっさり8月を迎えた訳ですが

充分な休養を取ったことで

ココロのエネルギーが満タンだったので

以前のように激しく落ち込むことはありませんでした。

 

やっぱり私たちはAIHでの妊娠は無理なのね…

ちょっと考えが甘かったようです(^_^;)

時間の使い方

不妊治療してると

ひたすら「待つ」時間がありませんか⁇

 

わたしの場合

病院まで行くのに電車で片道45分

病院での待ち時間が平均2時間です。

(長い時は3時間…💦)

 

待ち時間が少ない完全予約制の病院もあったんだけど

とにかく初診の予約取るのが難しくて

早く治療を始めたかったせっかちなわたしは

すぐに通い始れる今の病院を選んだワケですが

今さらちょっと後悔(´・ω・`)

 

まぁヒマだからいいんだけど…

 

電車の移動時間と待合室での時間が

とにかく手持ち無沙汰です。

 

スマホいじるのも飽きちゃうし

人間観察もあまりジロジロ見てたら失礼だし。

 

はじめは待ち時間に1時間程外出して

街ブラしたりもしてたけど

そもそもお金がないから

欲しいものあっても買えないし

疲れるだけだし

結局病院で過ごすことが多くなりました。

 

待合室を見てると

パソコン持ち込んで仕事してる人や

12月は年賀状書いてる人なんかもいて

みんなそれぞれで面白いなーと思います。

 

そんな中でわたしは自然と読書の時間が増えました。

 

わたしはもっぱら小説ばかりです。

違う世界に浸っている時間は

悩みや嫌なことを忘れることができるので。

 

性根がひねくれているので

自己啓発本のような類は

素直に読むことが出来ません 笑

 

小説の中でも

伊坂幸太郎

湊かなえ

宮部みゆき

東野圭吾

はサクサク読めるので好きですね。

グーっと入り込める世界観も好きです。

 

皆さんはどうやって時間を使ってますか⁇

オススメの本や作家さんはいますか⁇

 

不妊治療の病院って

なぜあんなに待合室が静かなんでしょうね。

(わたしが通ってるとこだけなのか?)

 

せめて旦那さんや他の家族と来てる時くらい

ワイワイ話せる空気ならいいのになぁと

思ったりしながら待ち時間を過ごす日々です。

 

 

反省しております💦

以前やさぐれてた時の話ですが…

(今も度々やさぐれるけど 笑)

 

周りはドンドコ妊娠するのに

我が家にはちっともコウノトリが来ない…

 

不妊治療始めても問題しか見つからないし

全然妊娠しない…

 

やっと妊娠してもすぐにお別れしないといけない…

 

 

そんないろんなことでやさぐれる度に

「赤ちゃん授かりたいです‼︎って

  授かった赤ちゃんを守って下さい‼︎って

 こんなにも真剣にお祈りしてるのに

 誰よりも熱い気持ちでお願いしてる自信あるのに

 神様なんて‼︎仏様なんて‼︎

 いないじゃないかぁぁぁあっ‼︎。゚(゚´ω`゚)゚。」

と 神様、仏様に文句を言うていたことがあります。

 

全く 恐れ多いし失礼な話です(^_^;)

 

 

ある日ダンナ氏に言われました…

 

神様は願い事を叶えるためにいるんじゃない

頑張る人を見守る為にいるんだよ

多分運命は決まってて

それは神様にも変えることは出来なくて

でもその決められた運命の中で

事が悪い方に進まないように見守ってくれている

そんな存在なんだと思う

文句ばかり言って神様を信じないような人は

見放されて見守ってもらえなくなるよ

今日も1日無事に終わりました

明日も見守ってて下さいって

感謝しないとね

 

ダンナ氏がお坊さんに見えました(。-_-。)

同時に自分の幼さにウンザリしました。

 

不妊治療を続けられていること

流産しても大事にならずにすんだこと

そこに感謝しないといけないんですね。

 

それからというもの

神様、仏様に語りかける時には

お願いとかお祈りじゃなくて

近況報告と感謝の気持ちを伝えるようになりました。

 

神様、仏様 今までごめんなさい。

ダンナ氏 ありがとう。

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不妊治療を休む大切さ

2016年は流産で始まり

流産手術の時に発覚した不整脈を治療すべく

しばらく不妊治療をお休みすることになりました。

 

前々から不妊治療をしている先輩から

「休む勇気も必要だよ」「急ぎ過ぎないようにね」

としつこいくらいに言われてきましたが

早く子供が欲しいのに治療を休むなんて‼︎

とその時はちゃんと意味を分かっていませんでした。

 

でも…

長い長い待ち時間にも
全然妊娠しない現実にも
どんどん減る貯金にも
正直 嫌気がさし始めていたのも事実。

メンタルを保つことが難しくなってきてました。

 

結局5月までの4ヶ月間治療を休んだのですが

その間は妊娠のことを考えるのをやめて

短期のアルバイトをして社会に触れたり

行きそびれた沖縄旅行をリベンジしたりしました♫

 

それに…

注射もない 内服もない 膣錠もない

ナプキンもずっとしとかなくていい。

 

そんな時間がなんとストレスフリーだったことか‼︎

 

不妊治療って

カラダとココロとお財布へのダメージが大きい

と言われていますが

わたしにとってはココロのダメージが一番大きいようです。

(もちろんお財布もかなりヤバイですが 涙)

 

ココロが健康じゃないと

カラダも節約も頑張れないんです。

バランスが取れないんです。

 

今回は不整脈の治療で

強制的に不妊治療を休むことになったけど

わたしにとって必要なことでした。

 

結果的に気持ちがリセットされて

また頑張るべ‼︎

と心から思えるようになりました(´∀`*)

 

休むって本当に大切〜(。-_-。)✨

流産して良かったこと

2016.1 末

 

年明け早々 稽留流産で手術を受けました。

ベビさん自然に出てきてくれないかな…

と待ってみたけど

腹痛も出血も全くないまま

手術当日を迎えました。

 

不妊治療もそうだけど

流産を経験してみて初めて

患者さんたちの気持ちに近付けたように思います。

 

もちろん誠心誠意 接してきたつもりだけれど

やっぱり上部だけの言葉でしか無かったな…

と思うわけです。

 

そういう意味では

助産師としては箔がついたかなと(^_^;)

 

 

手術自体は相変わらず麻酔がよく効いて

寝ている間にあっという間に終わりました。

 

だけどそこからが問題でした‼︎

 

麻酔から眼が覚めると

たくさんの看護師さんに囲まれている…

先生までいる…

そして聞こえる心電図の音。

 

「大丈夫ですか⁇キツくないですか⁇」と

心配そうに何度も聞いてくれる看護師さん。

 

わたしはといえば

麻酔から覚めた後のフワフワとした感覚が

むしろ気持ち良かったりもして

心配される心当たりはありません。

 

しばらくして分かりました。

 

不整脈。。。

 

 

わたしはもともと働いている時から

不整脈がありました。

特に夜勤明けなんかは増えていたのですが

人間なんてそんなもんだろうと

タカをくくっておりましてσ(^_^;)

 

ただ先生にはちゃんと伝えていたし

流産手術の前の検査でも問題はなかったんですよ⁈

 

だけど人のカラダって正直なんでしょうね。

流産による精神的ダメージと

手術による身体的ダメージから

心配される程に不整脈が増えてしまったようなのです。

 

そこからは流産の悲しみに浸る暇もない程

あれよあれよと事が進み

手術の後その足で循環器内科に行かされ

精密検査を受けることに。

 

そこで言われた衝撃的な一言。

「このままだと妊娠しても自然分娩は厳しいよ。

妊娠の前に不整脈の治療しないとダメ。

妊娠を望むなら薬は使えないから手術だね。」

 

なんですと∑(゚Д゚)

そりゃ不整脈の自覚はあるけど

わたし全然元気ですけど⁈

 

もう本当にタカをくくるってこのこと‼︎

 

後々 友人からは

看護職なのに何やってんの⁈

とお叱りを受けました(。-_-。)

 

ということで

思いもよらぬカタチで不妊治療を中断し

不整脈の治療を始めることになりました 笑

 

 

実はわたし厄年なんです…しかも本厄。

ちゃんと厄払いしなかったから流産したのかも

なんて思い詰めていましたが

そうじゃなかった‼︎

 

きっと今回の妊娠はベビさんが

「あんた妊娠したいばっかり言ってないで

いい加減不整脈の治療してよね‼︎」

って教えに来てくれたんだと思います。

 

そして

たかだか半年の不妊治療と一回の流産で

萎えて折れかかった気持ちと

それでも治療を休む勇気がない中途半端なわたしに

不妊治療から離れる機会をくれたのだとも思います。

 

そう思うことにしました‼︎

 

流産…

悲しい経験だったけど

妊娠するってことの喜びを知れたし

助産師としては糧になったし

不整脈の治療が必要だと分かったし

ココロを休める機会にもなったし

悪いことだけではなかったなぁと思います。

 

 

 

初めての妊娠 からの流産 Part.2

2015.12 年末

思いもよらず妊娠が発覚!

 

年末 病院で子宮内に胎嚢があるのを確認してもらい

ホッと一安心でお正月を過ごしました。

 

だけど 年が明けた最初の受診日…

 

この日は妊娠6週中ごろだったので

心拍の確認のために行ったのですが

ハッキリとは確認出来ませんでした。

 

なので妊娠7週に入る頃また受診することに。

 

思えばこの時から胸がザワザワしてました。

 

妊娠7週 予定通り受診。

だけどやっぱり心拍はハッキリ確認できず…

 

先生は 「3日後にまた確認してみようね」

って言ってくれたけど

…分かってました。

 

わたし 一応 助産師です。

 

妊娠7週に入ったのに

心拍が確認出来ないということが

どういうことなのかくらい

嫌でも分かってしまいます。

 

そこからの3日間は

とにかく悲しくて悔しくて

泣いて暮らしました。

 

ダンナ氏は

「まだ分からないから諦めない」

って言ってくれたけど

わたしはどうしてもそう思えなかった。

 

3日後 受診。

先生から 今回は厳しいだろう との説明。

稽留流産の診断をもらいました。

 

でも3日間泣いて悲しんだわたしは

この時にはもう吹っ切れていて

ちゃんと現実を受け入れることが出来ました。

 

だから病院では泣かずにすんだし

その後の流産手術の説明も

ちゃんと聞くことが出来ました。

 

 

一回の妊娠につき

統計上は25%が流産します。

 

だから流産は妊娠した女性であれば

誰にでも起こりうることです。

 

そしてその原因の大半は

赤ちゃんにあると言われています。
何らかの原因で育つことができない…

 

だから流産したからと言って

自分を必要以上に攻める必要はありませんよ

…と患者さんには話していました。

 

なんてこと頭では分かっていても

やっぱり自分に原因があったのではないかと

責めてしまうものですね…

 

妊娠が分かる前に

飲んだ薬がいけなかったのではないか…

コーヒーがダメだったのかも…

あの時激しく運動したからかもしれない…

 

考えればキリがありません。

 

 

結婚してみて不妊が分かり

その原因も夫婦ともにあることが発覚し

やっと妊娠したかと思えば

今度は流産を経験することに。

 

人生 本当に何があるか分かりませんね(^_^;)